暗転による、BL硬直のキャンセル

 お互い画面端の状態からケンがEX波動拳→ノーキャンセルSAを出すと、EX波動の初段が触れるのとほぼ同時にSAが発動、画面が暗転する。パッと見でもBLが難しそうなので、これは削り連携に使えるのではないかと思い、念入りに調べたところ、なかなか面白い発見があった。

 どうやら飛び道具をBLされた瞬間にSAで画面を暗転させると、BLの硬直が消えてしまうらしい。確認しやすいのはユリアン対ヒューゴ。画面端同士で小スフィア→ノーキャンセルSAをBLさせると、暗転終了後、青く点滅しながらニュートラルポーズを取るヒューゴが見られる。または、画面端同士から(距離調節のため)ユリアンの立大Pを一回空振りしたあとEXスフィア→ノーキャンセルSAを出す。シビアだが、うまく最速でSAを出せば、まるでEXオットをBLするときのように、ほとんど一回分のBL硬直でEXスフィアを素早く二段、BLするはずだ。

 手動BLのタイミングは特殊なものになる。暗転前、もしくは暗転直後(暗転終了直後、ではない)までに二段目のBL入力を済ませればBL成功。どうも暗転直後に操作を受け付けている時間があるようだ。BL硬直中だけの特例だろうか? 初段のBLと暗転が完全に同時だった場合は、何もしなくても二段目のBLまで成功する。それ以外で、暗転の後半までレバーNのまま何もしなかった場合、BLはおろかガードもできないことがある。

 BL可能ではあるが、通常のBLタイミングとは大きくズレているので、高確率で削り成功が見込めそうだ。タイミングがバレていても暗転の有無を使い分ければ、一応読み合いには持ち込める。尤も、読み合いの中身を知っているなら、わざわざ画面端で撃たれたEX波動をBLしようとは思わないかもしれないが……。


This is Gastar 10.
2004-10-30作成; 2004-10-31誤字の訂正

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